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【魔都ジャカルタシリーズ】

 インドネシアは、世界の摩訶不思議が全て集まった国だ。最先端の技術と古来からの発想が複雑に混ざり合い、インドネシア国民は他に例のない驚きの文化を築き上げた。そんな国にも今、高度経済成長の波が押し寄せている。だが国民が受け継いできた摩訶不思議の宝箱は、様々な怪奇現象を生み出し続けている。そう、今でも――。

【その他の画像はこちらから→http://tocana.jp/2015/05/post_6436.html】

インドネシアは、貴重な動植物の宝庫でもある。スマトラ島へ行けばオランウータン、トラ、サイなどが、スラウェシ島やパプア地方へ行けば固有種の鳥類が生息している。いずれも絶滅危惧種だ。

 一方で急速な経済成長を達成しているインドネシアでは、観賞用の動物を飼うことが富裕層の間で流行している。特にオウムのコレクションは、闇市場が形成されるほど人気が高い。そのためインドネシア東部地方では鳥の密猟者の増加が社会問題となっている。当局も取り締まりを強化しているが、広大なジャングルの隅々まで監視の目を置くことは不可能だ。

 そんな中、ジャワ島東部の大都市スラバヤでオウムにまつわる驚愕の事件が起こった。

■ペットボトル詰めのオウム

 今月4日、インドネシアの都市スラバヤの物流の拠点である東ジャワ州のタンジュン・ペラック港で、地元当局がとある船から大量のペットボトルを押収した。なんとその中には、絶滅危惧種のオウムが詰め込まれていたのだ。

 この時、発見された希少種の鳥は20羽以上。その1羽1羽が1.5リットル容量のペットボトルに入れられ、首都ジャカルタを含むジャワ島内地域へ運ばれようとしていた。その目的は先述の通り、愛好家に売るためである。

 また、ジャワ島に比べて産業整備が整っていない東部地方の住人にとって、鳥の密猟は大事な収入源になっているという側面もある。筆者の聞きおよんだ情報によると、希少オウムを1匹生け捕りにすれば多い時で40万ルピア(約3,600円)の現金を手にすることができるという。たった4,000円足らずじゃないか、と言ってはいけない。スラウェシやパプアという地域では1ヵ月100ドル程度(約1万2,000円)の収入で大家族を養っているという世帯も珍しくないのだ。

■市民の環境保護意識

 以前、ビアク島の鳥類動物園に勤務する男性に話を聞いたことがある。男性いわく、鳥類動物園は鳥を野生に戻すプロジェクトも行っているが、密猟者の存在がプロジェクトの障害になっているとのことだった。…

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