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 イエス・キリスト――。世界や地球の歴史を知る上、語る上で欠かせない『紀元前・後』という表現はまさしくこのイエスの誕生に沿って付けられた世界的な「基準」だ。今後、これに何か別のものが代替するとも考えられない。たとえ、ほかの宗教のこれまでと今後の勢力がどう変化しようと、それらの影響が及ばないほどに唯一無二で高尚な、単一の、あるいはすべてを覆いくるむような大きな存在、それがイエス、だとでも説明しておこう。

 そのイエスにまつわる仰天のニュースが、イスラエルのエルサレムから飛び込んできた。ニューヨークを代表する報道紙である「New York Times」やイギリス大手紙「The Independent」が報じた、宗教という地球規模のトピックに関して疑問を呈するニュースお届けしたい。

【その他の画像と動画はこちらから→http://tocana.jp/2015/04/post_6219.html】

■数年前からの専門家同士の衝突を再燃させる? 科学的観点からのアプローチ

 イエスの墓というと、数年前の2007年、イスラエル・エルサレムのタルピオットで1980年代に発見されていた【イエスの墓】が、彼とその家族のもののである可能性が高い、というニュースが世間を騒がせた。最新の分析結果や統計的解析の調査結果は当時の米『ディスカバリーチャンネル』でも特集されるほどの人気ぶりだったのだ。

 しかし、一般にキリスト教徒に信じられているイエスの墓は、エルサレムにある「聖墳墓教会」や、その外にある「園の墓」と呼ばれる場所が有力視されていた。そのため、前述のタルピオットの墓は懐疑的な見方を免れられなかった。というのも、既に知っている人も少なくないと思うが、イエスの墓についてはこれまで諸説騒がれていたのだ。

 まず、ニコラ・プッサンの絵「アルカディアの牧人たち」には、キリストと墓石が描かれ、その絵画の中の墓石と瓜二つのものが、南フランスにある。そのため、この地で没したという「南フランス」説が存在する。またインドのカシミールにイエスと書かれた墓石があることによる「インド説」、また意外ではあるがここ日本の青森県にある「十来塚(とうらいづか)」がイエスの墓だとする「青森県説」など、信憑性や科学的・物的証拠に乏しいとはいえ世界のあちこちで取り沙汰されては専門家らによって討論されていた。

 この論争に進展をみせたのが今年4月に入ってからだ。…

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