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 疲れた一日の最後に布団の中で眠りにつく、夢心地の瞬間は幸せなひと時であるはず......。だが、その瞬間が恐怖であったり、苦痛に感じてしまう人々がいるという。

■学生の5人に1人が悩まされている「頭内爆発音症候群」

【その他の画像はこちらから→http://tocana.jp/2015/04/post_6235.html】

 脳の神経が解放され、睡眠へとスイッチされる瞬間に突然 "ドン!!" "バーン!!" という爆発音のような幻聴が頭の中に鳴り響き、激しい衝撃を受ける。この発作は88年にイギリスで初めて報告された。長期にわたって続くと不眠になることから、国際的には睡眠障害の一種と捉えられており、「頭内爆発音症候群(Exploding head syndrome)」という名前がつけられている。症状が現れるのは通常、寝入り端もしくは1~2時間以内の浅い睡眠時が多い。この症状に悩まされているある男性は発作時に起きる状態のことを電気ショックのようだと話す。

 日本では稀な症例であるため周知されていないが、10日に英「Mirror」紙に掲載された記事によると、米ワシントン州立大学の精神科クリニックの責任者であるブライアン・シャープレス博士は、学内の調査で5人に1人の学生が「頭内爆発音症候群」 によって、なんらかの症状やトラブルに悩まされていることを突き止めたという。

 博士は原因について脳神経の異常によるものだと指摘。睡眠時、脳が覚醒をオフにする際に脳内の場所のどこかが機能を切ることができず、覚醒したままの場所が残ってしまうためだという。また、疲れやストレスとの関連性があるのではないかと語っている。

■治療法はないが心配は無用

 患者のひとりである、ニールセンさんは「発作時には『今、何か脳の中で電気が走っている状態だぞ』と自分自身に言い聞かせるようにしている」と話す。

 人によっては音だけでなく、金縛りにあったり、目の裏に光が走ったように感じたり、体が落下するような感覚がある人もいるなど、症状はさまざま。中には、「宇宙人が体を乗っ取りに来た」「悪魔の仕業だ」と勘違いする人もいるようだ......。

 しかし、シャープレス博士によれば、脳疾患である「てんかん発作」との関連性はないとし、命に別状もないと話す。また、頻繁に起こる人もいれば数カ月に1回程度の人もおり、個人差があるということだ。

 今のところは、まだ治療法は確立されていないそうだが、もし今後、類似の体験をした時には、ひとまず落ち着いて「頭内爆発音症候群」のことを思い出したい。そうすれば少なくとも「宇宙人の仕業では?」 と不安に駆られることは避けられそうである。
(文=Maria Rosa.S)

※画像は「YouTube」より

fullrss.net]]>
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