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 先月、米国・アラバマ州で生まれた赤ちゃんが大きな話題となっている。というのも、その赤ちゃんには生まれつき鼻がなかったのだ。果たして赤ちゃんは無事なのか、そして親は何を思うのか――。詳細についてお伝えしよう。

■生まれた赤ちゃんの顔を見た時......

 アラバマ州の地元ニュースサイト「AL.com」が報じたところによると、"鼻のない赤ちゃん"ことイーライ・トンプソンくんは、3月4日にボールドウィン郡フォーリーの病院で誕生した。母親のブランディさんは、生まれた我が子の鼻がないことに気づいた瞬間について次のように振り返る。

「赤ちゃんを見て思わず『何かがおかしい』と声を上げてしまいました」
「お医者さんは『いえ、申し分のない健康児のはず』といいますが、鼻がないのです!」

【その他の画像と動画はこちらから→http://tocana.jp/2015/04/post_6133.html】

 その直後、医師たちは慌ててイーライくんを抱えて分娩室の外へ行ってしまった。そして約10分後、神妙な面持ちで戻ってきたクレイグ・ブラウン医師。事態の深刻さを悟ったブランディさんは、目に涙を浮かべながら医師の言葉に耳を傾けるのだった。医師の口から告げられたのは、イーライくんが1億9,700万人に1人の割合で発症する「無鼻症」という疾患を抱えている事実だった。これは、1931年に初めて医学界に報告されてから、わずか43の症例しか存在しない極めて珍しい先天性疾患だ。イーライくんは、鼻孔のみならず嗅覚器官も持っていなかった。

 思い返してみると、妊娠17週前後のブランディさんは吐き気がひどく、8日間で約4.5kgも体重が落ちたことがあったという。そして、医師から処方された吐き気を抑える薬を継続して服用していたようだが、「無鼻症」との因果関係は不明だ。また、出産前の超音波検査でイーライくんの症状が見抜かれることもなかった。

■今後のイーライくんを待ち受けるもの

 さて、鼻がないことを除けば、イーライくんの健康状態は極めて良好。誕生直後こそ口に酸素マスクをつけられ、新生児集中治療室(NICU)に入ったものの、すぐに口で息をするようになったという。さらに生後5日目、より空気を取り込みやすくために気管切開の手術も受け、呼吸には何の支障もなくなった。

 そう、幸いにも家族が当初恐れた最悪の事態は避けられたのだ。実は、「無鼻症」を抱えながらも元気に人生をまっとうできる可能性は高いという。…

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