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 今月4日、「ブラッド・ムーン」と呼ばれる現象が起きる。ブラッド(血)ムーン(月)すなわち「血染めの月」とは、月が地球の影になって隠れる皆既月食の際、大気中の粒子によって月がオレンジ色や赤茶色に見える現象のことだ。その光景から、直感的に不吉な予感を覚える人も多い。

 また、昨年4月15日から今年の9月28日にかけては、皆既月食が4回続く(2度目は昨年10月8日、今回で3度目)「テトラッド」と呼ばれる現象の最中にある。テトラッドは、過去2000年の間に8回しか起きていない、極めて稀な現象である。今回は、これらの現象に合わせて大変なことが起きるとする「ブラッド・ムーンの予言」について考察してみよう。

【その他の画像はこちらから→http://tocana.jp/2015/04/post_6118.html】

■旧約聖書の記述が現実に!?

「ブラッド・ムーンの予言」とは、米国のマーク・ブリッツ牧師やジョン・ヘイギー牧師らが唱える「ブラッド・ムーンが起きた時期には、大きな混乱が発生している」という説に由来する。聖職者たちによる主張の元となっているのは、旧約聖書の一つである『ヨエル書』2章31節に記された「主の大いなる恐るべき日が来る前に、日は暗く、月は血に変る」(共同訳聖書より)という一文だ。この「月は血に変る」という記述が現実になったものとして、ブラッド・ムーンを解釈しているのだろう。

 実際、過去にブラッド・ムーンが4回続く皆既月食が起きた期間(テトラッド)には、ユダヤ教徒にとって重要な出来事が起きているようだ。たとえば1949年~1950年のテトラッドでは、イスラエルが国際連合の加盟国として承認された。1967年~1968年のテトラッドでは、第三次中東戦争が勃発し、結果としてイスラエルはガザ地区とヨルダン川西岸地区の支配権を獲得している。

 そして奇妙なことに、今回のテトラッドで起きる4回の皆既月食は、すべてユダヤ教の重要な宗教的祭事である「過越(すぎこし)」または「仮庵(かりいお)」の祭りとシンクロするのだ。ちなみに「過越」とは、神がエジプトに対して「すべての初子を撃つ」という災いを与えた時、ユダヤ人は仔羊の血を戸口に塗ることで「過ぎ越し」た伝説にちなむ祭りである。また「仮庵」とは、エジプトを脱出したユダヤ人が、荒野で天幕(テント)で暮らしたことを記念する祭りだ。

■昨年にも異変は起きていた!?

 では、今回のテトラッドにおいて、すでに発生した2度のブラッド・ムーンに合わせて、何か重要な事件が起きていただろうか。…

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